2010年3月27日土曜日


新聞で中村不折の書を見る。なんともおもしろい。

こういう書は先生からは教えてはもらえないだろう。絵もそうだ。おもしろいなーとか思うものは習えるものではないものが多い。

盗作という概念がある。しかし、昔の手習いは、先生の模写から始まる。いわば師から盗作である。が、盗作という罪にならないのは師弟関係の中にいるからで 独立した個人の作品となると微妙なことが起こりうる。

なぜオリジナリティーが尊いのか もっと考える必要があると思う。 

2010年3月19日金曜日

シュクラメンから展覧会


昨年暮れの忘年会のお土産でもらった緋色のシュクラメンがもうだいぶ色あせて元気がなくなってきた。鮮やかな色が気に入っていたのに。


この鉢をもらったとき、忘年会の主催者I氏に画廊南無での展覧会を打診された。緋色のシュクラメンを抱えた私は『ハイ』と答えてしまった。気の弱さで後先も考えず承諾してしまったから今になって困ってしまっている。なぜなら、画廊は私の超地元で、しかもテーマは風景。 私にはなかなか難題なのだ。


私の気が弱いのは実はDNAによるものと思われる。

(近所の観音堂の祭事のとき聞いた話だが・・)およそ四百年前信州下伊那三穂の地に小林某なる人物が入り住み着いた。しかし心悩ます事柄が彼にはあった。それはこの地を治めるお殿様が小笠原氏であり その殿様と【小】の字がカブッテしまっていることだった。熟慮の末 彼は小の字を外してしまった。なんと小心な・・

かくして 子孫の私は林を名乗り、気の弱さも受け継いでいるのである。

さてさて 五月の連休には画廊南無での展覧会だ。


2010年3月14日日曜日

オープニングCAF.N横浜展




飯田からは中央高速バスで横浜まで乗り換えなしでいける。但し五時間!なんとなく軽い気分での小旅行は出足から我慢が要る。軽い気分の理由は横浜という浪人時代に一時期過ごした土地のせい。



バスの中で少しあのころを思い出す。今回の展覧会場はかつて塑像教室に通ったレンガ色の建物だ というのは前回書いたが、思い出深い。作っていた塑像が時間切れで石膏取りができなくなり 他日友人に助けてもらい完成させたのだが、確か真夜中までかかってしまった。教室に飛び散った石膏をきれいに掃除し終えたら明け方近かったような気がする。よくあんな公共の場でそんなことができたのか今思い出しても不思議だ。



さて 昼近くに横浜市民ギャラリーに着くともうほとんど飾りつけは終わろうとしていた。幸い自分の作品は運搬業者が組み立ててくれてあったので壁に掲げるだけであった。また 知らない人ばかりと思っていたら昨年の画廊るたんでの個展に見えてくれた方たちがちらほら見受けられ一安心。



夕方からはホテルでオープニングパーティーが催され 気さくなメンバーのかたがたと ビールをおいしくいただきました。秋には埼玉でCAF.N本展が開かれる。うれしくもあり気が引き締まる。



2010年3月6日土曜日

CAF.N横浜展


横浜で開かれるCAF.N展に作品を出すことになり、もがいているがもうタイムアップだ。初めて参加させてもらうので 小心者は今が一番心に負担がかかる。・・・

明日佐川急便に持って行って 天に祈るのみ。

会場; 横浜市教育文化センター3階A 横浜市民ギャラリー (関内駅前のレンガのビルだったかなー

浪人のころ ここの塑像教室に行った思い出がある。)

会期; 2010/3/12(fri)~3/17(wed) 10:00~18:00 初日13:00オープン、最終日16:00クローズ

主催; CAF.N協会http://www.caf-n.com/

約50人作家が出品するようだ。・・・・