2010年7月25日日曜日

グレートジャーニー(アフリカをリスペクトする)


Felaやバスキアについて考えるとやはりアフリカだ。おおらかで『表現とはなにか?』という原点があると思う。それから脱ヨーロッパでもある。脱近代でもある。

しかしもうあのころのスパークから30年以上も時間は流れている。点火されたエネルギーはいったい何処に向かって行ったんだろう・・
答えは自分の内にあるのだろうか?


南アフリカでサッカーW杯が開催されアフリカは以前のような悲惨なことばかりな大陸ではなくなりつつある。もっと眼を向けていきたい。なんといってもわれわれ人類の発祥の地なんだから。

2010年7月19日月曜日

夏は Fela Kuti を聞く




不思議なくらい大きく気候が変わる。咲き遅れたアジサイが強い日差しにみずみずしさを失う。いよいよ梅雨が明けたのだ。


仕事場で音楽をかける。ランダムにCDをセットするといきなり熱いアフロビート 体が自然と音楽に乗る。 フェラ クーティ。しばらくぶりだったけど私にはいつも新鮮な音楽だ。出会いはこれもまた30年前のイタリア、ペルージア。“テラッツァ”という住宅街にある野外ディスコだった。テラスという意味が示すとおり城壁の上にあって昼は見晴らしがよかった。夜大音響で音楽をかけるのだから近所迷惑は極まりなかったと思う。


そこで突然フェラがかかったのだ。驚いた!今まで聴いたことのない音楽だった。私には野生的でエネルギッシュでそれでいてどこかやさしくて一気に好きになってしまった。


帰るときそのレコード名を聞いたけど feraなのか fira なのかfela なのか全然わからなくて しまいにどんな音だったかも怪しくなり探すこともできなかった。


その後何かのきっかけでアカデミアの友人がテープにとってくれて、私のローレーション音楽になった。夏になるとFelaは間違いなく私を元気にしてくれる。

2010年7月14日水曜日

サッカーファン


一ヶ月のテレビ観戦が一段落した。スペインが(表現が正しいかはさておき)爽やかな感じで優勝した。きっとスペインの町々は大騒ぎだろう。私は単なるサッカーファンなので詳しくはよくわからないが、スペインのパスサッカーはとても気持ちがいい。Jリーグのジュビロ磐田のサッカーがかつてそんな感じだったので好きで何度か磐田まで見に行った。試合前のアップで選手たちが数人でボールを追い掛け回すところを見て子犬がじゃれあっているようでほほえましかった。(プロの選手に失礼かな。)きっと仲がいいんだろうなーと思った。そんな気持ちよさが優勝したスペインにあるように 朝方のテレビを見ながら感じた。

フォワードの超人間的なシュートを見ていてスゲーナーと思うと同時に こんなエゴなやつと一緒に仕事するのきっとヤだろうなーとも感じてしまう。そんなサッカーのトレンドが変わるかなー。

1982年のワールドカップがスペインであり ドイツ、イタリアで決勝戦が行われた。当時さしてサッカーファンではなかったがペルージアで友人とラジオを聴いていた。そしてイタリアが勝つと同時に車のクラクションやらクラッカーが鳴り出した。ほんとに町が騒然となったのだ。なんだこれは!と外に出てみたら町は赤と緑と白の布をまとった人々が大行進をしていたのだ。

2010年7月4日日曜日

情緒的なこと


正直に書きますが、この歳になっても会社勤めは好きにはなれない。ムシムシする季節は心もムシャクシャしてただただ5時になるのを待ってしまう。情けない。そんな気持ちを抱えて家路に向かうと 通勤路の川沿いの道に合歓の木が咲いていた。

まいった!気持ちの中に詰まっていたものがスーッと解けていったように感じた。そういえば去年もこの時期この木に癒されたっけ・・・・

いかにも梅雨の時期に咲く花のように繊細でホワーッとしている。直射日光に当たったらまいってしまうだろうな、と思わせる。なんか弱い心にとてもよくフィットしてくれる気がする。

このところ熱中しているサッカー観戦にはない情緒感だ。