2015年10月17日土曜日

アンフォルメル美術館

この美術館は長野県の中川村という人口も疎らなところにあって その中でも取分け山間の森の中にある。私も正直過去に3度ほどしか訪れたことがないし、そのうち2度は道に迷い、1度は訪問を断念したくらいだ。
しかし、地方の忘れかけた施設にはほんとに素晴らしいものがあり、「もったいない!」と思わず口に出してしまう。
眼下に天竜川の流れを見 、目前には駒ケ岳をはじめ中央アルプスの白い山並みを望める。周りは松林を中心にした自然林。さぞかし今年の秋はキノコが採れたに違いない。
そしてその建物は驚くほどの現代的なものだ。そこがまたいいんだな。
説明書によれば、1950年代に鈴木たかし画家がフランスでアンフォルメル美術運動に参加し帰国後 この地に2億円という巨費を投じて建てたそうである。建築家は毛網毅廣という方。1989年完成であるが間もなく鈴木氏が亡くなり 後に 中川村に寄付されたそうである。
中川村美里地区の管理委員会がやっとやっと運営しているようなのだ。なんといっても、訪れる人がイナ過ぎなんだ。とてもいい環境なのに・・・「もったいない」。
・・・バブルの後のさみしさよ!ということなのか。・・
さて、私はこの機会に大いにアピールすべきで、名古屋の個展でチラシをばらまきに ばらまきました。お役に立てるかなー?

私の個展は11月15日まで開催中!
場所は アンフォルメル美術館アトリエ棟!   10月24、25日はお待ちしております。ハイ!

2015年10月11日日曜日

コラボレーションについて

昨年 ギャラリーシモンで展示した「沈殿する意思」という作品をつくった時 和の何か例えば茶道のような・・と組み合わせてみたいと思った。 また、音楽とも組み合わせてみたいとも思っていた。
不思議なものだが 思えば道は開けるものだ。今年相次いでそれを実現できた気がする。もっともっと発展させて楽しみたいなー、いろいろな方々と。
さてそれは、名古屋のギャラリー芽楽で個展を只今開催中ですが 初日に長久手市文化の家の生田さんというチェリストにバッハを演奏していただいたのだ。チェロの音は体に直接響いて なんか胃とか腸に波が伝わってくるよう。
〝 生の感じ"が土の肌合いと合うだろうなーと思っていたがその通りで感じいい空間が演出できた気がした。
今週はとても多忙だが その次は中川村のアンフォルメル美術館でも私の個展が昨日始まった。そこで前述の「沈殿する意思」をその美術館にある和モダンの和室(茶室のよう)に展示できた。
なんかぴったりな感じで 我ながら驚いた。
山の中の美術館なのにちょっとかっこいい美術館だ。ぜひ多くの人に足を運んでいただきたい。