2016年12月14日水曜日

nebraskaを見る

なかなか映画館に行くことはなくなってしまった。
そんなこの頃 テレビで「ネブラスカ」という映画をやっていて 何気なく見入ってしまい、そして心にしみた。
第一に白黒映画はとてもピュアーな感じで好きだ。案の定主人公は優しそうな(うだつも上がらないが)男で、その父親がボケも入ったようなアメリカン頑固老人。
ある日宝くじが当たったから換金にネブラスカまで歩いて行くと言いだす。しかしそれは殆ど詐欺まがいの話だ。母は口汚くののしるばかり・・男はかわいそうに思い父を車に乗せ旅に出る。ロードムービーである。父のいろいろな思い出話が出てきたり 父の親せきの家に寄ったり 昔の友人がカネをめぐって登場したり・・・この手の展開は好きだ。
そして知らず知らず温かな気持ちになっていく。かわいいばあちゃん(母親)の悪態には笑ってしまた。
出来のいい兄ちゃんと一緒に父の悪友に仕返しするためにコンプレッサーを盗むシーンもよかったなー。
是枝監督の映画もそうだが最近の映画は ほんの些細な家族の幸せを扱っていて リアルでそして暖かい視点がうれしい。

2016年12月9日金曜日

出会い

50年ぶりかな・・弁天島に来たのは。
ギャラリー風蘭の個展の初日 ブロンドの男性が訪れてくれた。言葉が通じるかなと思いつつ話しかけると 日本語の返事が返ってきて ほっとした。
暫くし 私の経歴を見ていた彼は「ペルージアですか?」と聞いた。「はい」と答えたその時から 彼はイタリア語でドンドン話しかけてきた。ほとんど反射的に私も対応したのだが 相当錆びついたイタリア語なので しどろもどろであった。彼は北欧の方でなんとペルージアのイタリア語外人大学に行っていたのだそうである。時代は異なっていたが私もそこでイタリア語を学んだのであった。言わば同窓生である。 なんと奇遇なことか、わたしも驚いたが 彼も相当びっくりし、そして意気投合 ペルージアの思い出話に花が咲いたのだ。
後日イタ飯を食べに行くこととなり、そしてワインで乾杯となった。当然飯田まで帰れなくなり、結果 氏の家に泊めていただくこととなってしまいました。
朝方窓から見る景色は50年前の就学旅行を思い出さすものでした。「あ・・ あんな鳥居あったな・・、そうだ!潮干狩りしたけど オレはクラスで一番採れなかったな・・、
でも夕飯はクラスで一番おかわりしたなー」。
出会いはうれしい。

2016年12月1日木曜日

ギャラリー風蘭(浜松)

三遠南信アート展を長らく主催してくれてた吉田さんオーナーのギャラリー風蘭にて、個展を開催しています。2013年5月以来2度目の企画になります。3年半ぶりの再会ですが、相変わらずポジティブで、若々しくて驚きました。 が、じつはいろいろな変化もあったそうです。『年ですかね…』と笑っていらっしゃいました。
2階の喫茶店はもうご自分ではやってなくて 違う方が何と私の個展に合わせてオープンしてくれたんです!
オープニングパーティーにも出席させていただきおいしい料理、ワイン、それに生ハムの食べ放題!豚の太ももごと会場にありナイフでのセルフサービスでした。イタリアのハムやさんみたいでとても堪能させていただきました。本来なら私も主催側にならなくては行けなかったかもしれないのでしょうが・・・
またいい出会いを予感させるかな。
会期は12/8まで。
よろしく。お出かけください。