2017年3月18日土曜日

創画会70th飯田会場展

地元飯田市出身者と日本画の創画会とは関係が深いらしい。今日から飯田美術博物館にて創画会展が始まった。もちろん館の館長は滝沢具幸画伯でこの開催の肝いりであることは想像に難くない。それから宮島弘道氏は地元でもファンの多い若手のホープだ。彼が評価されてきたころ ほんとに僕たち地元絵描きたちも喜んだものだ。なぜなら彼の絵は結構斬新で京都趣味とは遠く離れていたからだ。・・・日本画も捨てたもんじゃないな・・なんて思わせてくれた。
さて、関係性の話になるが70年前創画会を立ち上げたとき 「みずえ」とか「アトリエ」という美術雑誌の記者で飯田出身の方が(藤本氏と言ったかな?)創立メンバーに協力されたらしい。その頃の写真も展示されていたがなんとも甘ーい時代感が出ていた。
甘ーいとは 何と言ったらいいんだろうか?昭和30年代ころの誰もが一途で 明るい未来が必ず来ることを信じていたような・・・でも実際はまだまだ貧しく 戦前の名残もありつつ 着ている開襟シャツ風の白だけがまぶしい白黒の時代!
あーこの頃 若いアーチストが集まって 世界を変えていくんだとマジで感じて新しいアート集団を作っていくんだった。羨ましい!・・・
今はただただ忙しく 世界を自分たちが変えていくんだなんて 微塵も微塵も考えることなく どこかのルールで生かされているようなーー この実感。
もう 入選とかある美術団体は どうなんだろうか? いや それよりもっと今の社会は どうなんだろうか? そこを考えていくべきだ。

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